クレニオセイクラルセラピーはアメリカのDr.ジョン・E・アプレジャーD.O.により始められた療法で、様々な機能障害や痛みに対して非常に優しいタッチで施術していきます。優しいタッチで行なうので、赤ちゃんからご年配の方まで幅広く施術することができます。

頭蓋と仙骨は硬膜によって連絡し独自の動きを持っており、私たちはその動きをクレニオセイクラルリズムと呼んでいます。またその機構をクレニオセイクラルシステムと呼び、このシステムを改善することにより、脳脊髄液の流れを促進し、中枢神経の働きを活性化します。また筋膜の制限を緩和し、血液やリンパ液の流れを改善し、免疫システム、人体のエネルギーシステムを高めます。

効果が認められるものとしては以下のようなものが例として挙げられます。

頭痛、偏頭痛、眼や耳または鼻の問題、めまいや耳鳴り、睡眠の問題、顎関節の問題、衝撃を受けた後の様々な後遺症、自閉症、学習障害、脳や神経系の手術後の不調、慢性的な首や背中、腰の痛み、側湾症、内臓の不調、自律神経の問題、筋膜や結合組織の問題、妊娠中や出産時または出産後に受けた障害など

禁忌症としては

頭蓋内圧亢進、急性期の脳卒中、脳動脈瘤、多量の出血、延髄ヘルニア、最近の頭蓋骨折、脳脊髄液減少症、二分脊椎(脊髄髄膜瘤)、アーノルド・キアリ奇形

効果が認められるものの中にも医師の診断を仰がねばならない重篤な症例があります。私たちは様々な医療従事者と連携しながら、不調を抱える方々のために努力してまいります。

またアプレジャー博士の業績のひとつとして、体性感情解放(SomatoEmotional Release®)という、CSTから発展したメソッドがあります。SERは過去のトラウマやネガティブな感情などに対してアプローチしていきます。その際CSTでも重要視している身体に本来備わっているリズム(クレニオセイクラルリズム)を、SERでも指標として使っていきます。

上記のトラウマなどは身体にエネルギーの塊(エネルギーシスト)として身体に残り、時間が経つと身体はある程度その状態に順応してしまいます。身体の不調がそのエネルギーシストからくる場合もあり、それがトラウマが絡んでいるとそこにアプローチした際にクレニオセイクラルリズムが急に止まります。

私たちはそれが起こった時には患者さんの身体に何か重要なことが起きていると感じ、必要であれば患者さん自身に何が起こっているか聞いたりします(イメージと対話)。中には自分自身のことについて何でも知っている医者のような存在(インナーフィジシャン)に出会うこともあり、今起きていることについて聞くこともできます。

アプレジャーインスティチュートではCSTやSER、イメージと対話を通してさまざまな面から患者さん自身が治癒していく過程を学び、現在でもその可能性を研究しています。

CSTの説明ポスター

CSTを患者さんに説明するためのポスターです。施術所に印刷して掲示したり、フライヤーとして手渡ししたりしてご活用ください。

↓PDFは以下のリンクをクリックしてください

アプレジャー頭蓋仙骨療法の概念(パラダイム)

アプレジャー頭蓋仙骨療法とは何か、またこの療法を適用する際にセラピストとして私たちはどのように考え、行動するのかを解説した資料になります。

また時に難解なアプレジャー博士が使用する語句についての解説も詳細に書かれています。

↓PDFは以下のリンクをクリックしてください


漫画:ソマトエモーショナルリリース(体性感情解放)とは?

【↓見出しをクリックすると各ページに飛びます】

アプレジャーインスティチュートジャパンについて↗

1980年代から、アメリカ本部と連携してクレニオセイクラルセラピーの普及に努めています。

UIJスタッフ ↗

CST初級、中級のインストラクターが在籍しています。よろしくお願いいたします。