久々の国際セミナー、CTTB1、SER1セミナー開催!

2020年2月にHans先生のSER1(体性感情解放)のクラスが開催された後、すぐに新型コロナのパンデミックが始まり、2年ほど海外から先生を呼んでセミナーを開催することができませんでしたが、ついに2023年GW、待ちに待った国際セミナーを開催することができました。

今回は遠くアイスランドからErla先生をお招きしてCTTB1(グリア細胞)とSER1の2つのクラスを開催しました。

CTTB1(グリア細胞)

CTTB1は日本初開催で、インスティチュートでも人気のTad先生が開発した脳や中枢神経にアプローチする新しいクラスです。Erla先生は唯一Tad先生からCTTBのクラスを教えることを認められた先生で、クラスの進め方はTad先生と同じように分かりやすく丁寧に進めていきました。

Tad先生は難しい神経や細胞の技術をよりシンプルにするために多彩なイラストを使います。それを私たちは「シンボル」と呼び、アストロサイトやオリゴデンドロサイト、ミクログリアなどをイメージしやすくし、練習の際にはそれを見ながら練習していきます。

使う技術もTad先生が考案した「ダイナミック・ポイズ(動的な平衡点)」という技術のみを使っていくので、とてもシンプルです。これを構造的な歪みと機能的な歪みに分けて、シンボルを使ってイメージしやすくした上でダイナミック・ポイズを使って治療していきます。

クラスではこうした技術を使って、膜構造や静脈洞の流れ、あるいは神経伝達の構造と機能、そしてラジアルグリアという胎生期に存在した構造、および機能についても扱っていきます。CTTB2になると、この一連の技術を使って硬膜袖や目の構造や機能、腸、あるいはハンスセリエのストレス学説を使って調整を行ったりしていきます。

こうしてみるととても細かく難解なものだと思われますが、Erla先生がとても順序立ててしっかりと生徒の皆さんに寄り添いながら進めていってくださるので、不思議と難解さが感じられませんでした。またクラスの始まる前に実際に生徒さんに手を当てて実演してくれたり、質問にも明確に答えていただきました。

SER1(体性感情解放)

CTTB1のクラスの後1日おいて、SER1のクラスを開催しました。SER1の内容は来日してくださる各先生共通しているのですが、面白いことにクラスの進め方は先生それぞれで個性があります。

Erla先生は1日目は表現の通る道(口や喉など)を緩め、2日目はCST2で行った局所の組織のリリースを使って、まずは会話を使わずにエネルギーシストを扱っていきます。3日目はまずは対話の練習、そしてその後身体に触れながら対話をしていく、全体としてのSERを練習していきます。そして最終日はバランスを整える技術として、チャクラ、経絡、ベクトルといったものを扱い、バランスを整えて皆さん帰るといったとてもスムーズに、しかも安全にSERを行えるように構成されたものでした。

生徒さんがSERのクラスを受けようか躊躇することとして、「対話をどのようにしたら良いか分からない」「感情が爆発的に出てくるのは怖くて」といった心配があることをよく聞きます。Erla先生のクラスはまずはどのように対話したら良いのかをしっかり学んだ後、対話の練習、そして身体に触れて対話といった段階的に練習するので、とてもスムーズに学習を進めることができました。

感情の出方もまた人それぞれですが、先生は常に寄り添いながら、安全にSERを進めていきます。感情には自身を守るための「抵抗」といったものがあり、それを無理矢理こじ開けると患者の信頼を損ないます。また爆発的に感情が出て危険なこともあります。抵抗は普通にあるもので、それを尊重して少しずつ対話をしていく、というのが印象的でした。

余談ですが、バランスのテクニック(チャクラ、経絡、ベクトル)も今回はしっかり教えていただき、とてもためになりました。Erla先生はアプレジャー先生が使っていたこのベクトルを良く使っているそうです。

皆さんありがとうございました!

2つのクラスとも30名ほどの方にご参加いただきました。最初皆さん緊張した面持ちが、最終日が近づくにつれてとても表情がほぐれていくのが印象的でした。そうした中でもErla先生は参加者の皆さんそれぞれにとても中立で、しかも常に愛を注がれているのを感じました。Erla先生、スタッフ、そして参加された皆さん、本当にありがとうございました。そして2つのクラスに参加された方は8日間の長丁場になりましたが、本当にお疲れ様でした。また来年も素晴らしいクラスを企画中です。今後ともよろしくお願いいたします✨

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